Mac OS X 10.5 LeopardでのOpenInventor(TM)のコンパイル

By Kuratate0

First report created: June 5, 2008

(Panther-SGI Imagelib修正版はPantherでのOpenInventorのコンパイル情報のページを, Tiger版はTigerでのOpenInventorのコンパイルのページをそれぞれ参照してください。)

はじめに


筆者の環境ではInterl版Macでは上手く画像が表示されません。余裕があれば、他のIntel Macでも動作確認を行ってみたいと思っていますが、なかなか自由に使えるIntel Macが無いものですから...特に、筆者の場合はLeopardのX11をhttp://xquartz.macosforge.org/trac/wikiに従って頻繁にアップデートしているため、デフォルトのLeopardの環境と異なる事もあります。

もしIntel MacのLeopardで上手く動作したのであれば、参考までに実行環境等までご連絡いただけると幸いです。


OpenInventorソースコード、関連ライブラリおよび10.3 Panther向けパッチの入手

(Many thanks to www.memntion.com!)


Mac OS X 10.3 Panther上でOpenInventor(TM)をインストールした経験のある方なら、http://www.memention.com/ivscriptをご存知かと思います。本ページにて提案する方法はこのivscriptにて記載していある方法を元に、コンパイルオプションと若干のファイルの修正を行っただけですので、まずこちらの情報を参考にOpenInventor(TM)のソース、finkを用いた関連ライブラリのインストールをおよびパッチを入手します。

このivscriptにある手順をまとめると下記の通りです。


10.5 Leopard 向け手順


筆者はPowerPC Mac(PPC Mac Mini)とIntel Mac(MacBook Pro)とで試しましたが、微妙にPPC MacとIntel Macとでは/usr/lib等の構成が異なるようです(たまたま筆者の環境がそうだった可能性もありますが...)。そこでPPC Macの場合とIntel Macの場合で異なるパッチを作りました。 それぞれivleopard_ppc_patchivleopard_intel_patchとなっています。

上手くapps以下のコンパイルが終了すれば、apps/tools/ivview/ivviewなどができているはずです。PowerPC MaCであればivviewで、手持ちのOpenInventorファイルが上手く表示できるか確認してみてください。

先のcomponentTestにおける"_glwM2DrawingAreaWidgetClass"に関するエラーがlibInventorWidget.a(MyTextureEd.o)にあることから、InventorWidgetを利用するプログラムでは正常にコンパイルあるいは動作しない可能性があります。

Intel Macではコンパイルは終了しても残念ながら正常に画面が表示されません。"Warning: Cannot find callbak list in XtAddCallback"が多数出力され、一面グレーの画面(画面左上に少しだけ何か表示される)となり、役に立ちません。画面表示を行わないプログラムならば実行可能かと思いますが、バイナリデータの読み込みには問題があります。


問題点・参考・今後の課題など



ご意見等はまで

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