ミュンヘンに引っ越して日が浅いながら在住時(2009.12-2014.03)に調べたり、実際に利用した、飛行機好き向け情報(模型飛行機・実機関連)など
帰国して、かなり時間がたってしまった古い情報ですが、昔の記録ということで。リンク切れはWayback Machineなどを使って、当時のページ を参照してください。
どこの国にいっても、模型飛行機を飛ばすには気を使います。ミュンヘンは郊外に行くとだだっ広い場所が結構あるので私有地などでなければ問題はなさそうです。
職場の地元のRC経験者にはクラブに入ることを勧められますが、やっぱり言葉の壁が私には大きいのと、週末には双子のチビどもの面倒を見なければならないことを考えると、やっぱり子供達とPark Flyer/ゴム動力機/ゴムカタパルト機を飛ばす程度しか出来ない小生です。
ラジコン機向きの点としては、Fröttmaning駅の西に壊れたフェンスに囲われた敷地があるのですが、そこに100m程度の東西に走る舗装道路があり、少し掃除をすれば離着陸に利用できます。(フェンスを貼ってある土手がすぐ横にあるのと立ち木があるのがちょっと難点ですが、中型・小型機であれば問題は無いかと)
行き方としては、Fröttmaning南側出口から線路の西に出て、南に50mほど南下するとフェンスに沿った西向きの歩道があり、そのフェンスに沿って西に400mほど歩くと別の歩道との交差点にこの敷地への入り口と舗装道路がすぐ見えます。 また砂利道ながらかなりフラットな道がここかしこに通っていたり、散歩道でも結構直線でフラットな場所もあったりするので、多少のリスクを覚悟すればこれらの場所でも離着陸にも利用可能です。ただし、散歩やジョギングの人も多いので、やはりこの舗装道路がベストかと思います。
ちょっと気になるのは、先に述べたように、このあたりは近所の犬愛好家の散歩ルートにもなっているため、いたる所に糞が落ちているので、運が悪いと着地/墜落時に糞に当たる可能性もあります。 聞く所によると、この糞害のために犬の散歩を禁止するような動きがあると大家さんから聞いていますが、今の所は実現されていないようです。
ちなみに嘘か本当か、この広大な原野は氷河期からほとんど人の手が付けられていないそうです。(でも戦車には踏みにじられているという...)
2011.05追記:五月半ば、どうも草食動物系のフンが大量に散らばっているので何事かと思ったら、なんと羊の群れが闊歩しておりました。(当然、羊飼いと牧羊犬と一緒に)場所によっては踏み散らかされた羊の糞だらけでちょっと飛行には躊躇します。
冬:冬場は風が強いのが難点ですが、それでも小型でかつ少し重ためで翼が頑丈なハンドランチ機やゴムカタパル機を飛ばす分にはそこそこ楽しめます。私の場合、自宅付近では風がなくともこの原野に来ると結構風が強いことが多々あります。そんなときはとにかく小型の機体(自作の震電や「飛べ!飛べ!紙飛行機!」さんの機体)をゴムカタパルトで飛ばしています。
春:天気が良くても結構風が強くなることもありますが、ラジコン飛行機はフリーフライト機には持ってこいの気候です。
夏:模型飛行機を飛ばすにはもってこいの天候の日が多いです。(2010年の夏は観測史上最も雨が多い夏だったそうで)ですが、さすがにこの辺りは人の手が加えられていないため、草が高く生い茂り、また一カ所に長くいると小さな虫がたかってくるため、虫対策が必要です。特に、このあたりはマダニが深刻な問題となっているので、長ズボンや長袖シャツ、またダニが服の上についてもすぐ発見できるような明るい色の服が良いみたいです。
秋:気候的に春に次いで飛行機向きの季節では無いでしょうか。
ミュンヘンに来て一番不自由に感じたことは、日本からEMSで送った荷物が税関-Zollで止められて受け取りに行かなければならないことです。とにかく、何かと止められてはわざわざZollの窓口時間内(月火水金=7:30-16:30、木=7:30-18:30)に出かけなければなりません。
幸い私の場合は、管轄の税関の保管所は先に述べたFröttmaningから北にある次の駅Garching-Hochbrückにあり、冬場でなければ自宅から自転車でなんとか行ける距離なので出勤前に朝一番で取りに行くことも可能ですが、それでもトンでもない手間です。(それでもカナダに送るよりはマシというい話も...?)
木曜は遅くまで開いているので、じゃぁ木曜に仕事の後に行こうと1月の木曜の夜に雪の中を駅からテクテク歩いて取りにいったら長蛇の列でした(;_;) 皆考えることは同じですね。これに懲りて、4月には仕事を少し抜けてお昼前後に行ったら嘘のようにガラガラでした...
以前シドニーに住んでいたときは、日本のネット通販で買ったものを転送サービスで海外住所に転送したり、実家経由で送ってもらったりと頻繁に日本からEMSを受け取っていたのですが、同じ感覚で日本からEMSを利用するととんでもない羽目になってしまいます。
でも、やっぱりドイツでは手に入らないような旧日本海軍機のスケールラジコンを飛ばしたくて、「子供のため」と屁理屈をこねては、つい日本のサイトからポチッとオーダーしたり、ヤフオクでゲットしてしまいます。(私の知る限りでは、ドイツのネット通販ではAirAceの一式陸攻のトイラジかGWSの零戦キットぐらいしか見つからない?ようなので...) で、なんとか個人向け免税額あたりに収まるようにと考えてはいるのですが、この免税額がくせ者で、ダンケダンケだと22ユーロ、転送コムだと45ユーロ、また楽天の海外発送サービスだと「28ユーロ未満は簡易通関[税関の判断により検査になる場合有り]/28ユーロ以上9,650ユーロ未満は通常通関で課税対象となる」、とサイトごとでまちまち...Zollのサイトを覗いても英語の情報は貧弱でどこを見て良いのかわからない始末です....(独語を勉強しろということですね...) とにかく、そんなに免税額は高くはないことは確かなようなので、ものは試しと当然のごとく正直に購入価格で申告してEMSで日本から送ってもらいましたが、今のところ40%の確率でしか自宅まで届いておらず、残りはZoll止まりという状況です。ちなみに以下が現在のEMS送付結果です。
とにかく、止められてしまったらネット通販の注文確認の電子メールやらオークションの終了価格のページやらをGoogleで独訳を作成して(日独翻訳はちょっと怪しいので、自分でまず英訳したのを英独翻訳にかけ、さらにAmazon.deの注文メールやebay.deを参考に修正したもの)を印刷して持参して行きます。(基本的には日本円の所しか見ていないようですが、即決価格を終了価格と間違えたりしないように、またもし細かくチェックされた時のため、一応要所要所は独訳を自分のできる範囲でチェックはしております。)
で荷物を受け取るときは、内容物とその購入記録に基づく合計価格で課税/非課税を係員がその場で判断し(中身を開けて見るときも有る)、課税の場合は分厚い台帳をから該当品目をチェックして端末に何やら打ち込みます。そして課税額等がプリントアウトされた用紙をもらい、支払い専用窓口に行き、現金や銀行のカードなどで支払いを済ませて書類にハンコをもらって、やっと引き取り完了です。あとは荷物を持って帰るだけ...まったく何て手間でしょう...
シドニーにいたときは、禁輸物のチェックのために開封されるぐらいで(当然、禁輸物は入っていませんが)、ドイツのように税関に止められたり、わざわざ引き取りに行って関税を払ったことは一度もなかったです。(結構、このときは調子に乗ってパソコン関係のパーツやら小物の周辺機器やら、「シドニーで同じ物を買うより、日本で買った方がこれだけ買っても送料を入れてもまだおつりが来る」と、かなりポチッと買っていました。)
が...唯一のトラブルは私が住んでいたシドニー西部のSuburbのPOST OfficeのEMS担当の配達員が無節操かつ非常にズボラだったことです。とにかく言葉使いが粗暴で常に機嫌が悪く、配達のバンを自宅前の芝生に平気で乗り上げたり、Fragileシールの貼ってある荷物を我々の目の前で平気でドアの前でドスンと下ろしたり、また同じSuburbのタウンハウスに引っ越した時は、玄関まで在宅の確認に来ないでタウンハウス入り口の集合ポストに不在通知を残すだけとか、しまいには不在通知すら残していかなかったりと、もっぱら担当員(細身で丸眼鏡のアジア系男性)の問題のみでしたが...